ChatGPTでブログ記事を書きたい人向けに、実際に手を動かす手順とプロンプトを、当サイトの実例つきで解説します。当サイトは記事作成にAIをフル活用しているので、ここに書くのは「やってみた結果、うまくいった方法」だけです。
最初に知っておくこと:ChatGPTは「賢い新人」
ChatGPTを「何でも知っている先生」だと思って使うと失敗します。正しいイメージは「文章がうまくて仕事が速いけど、たまに堂々と間違える新人」です。だから、仕事の頼み方(指示)と、納品物のチェック(事実確認)が必要になります。この前提で手順に入ります。
手順1:記事の設計図を渡す

まず次のように、記事の前提をまとめて伝えます。
「ブログ記事を作ります。キーワード:【例:ChatGPT 記事作成】/読者:【例:ブログ初心者】/目的:【例:手順を理解して1記事書けるようになる】/文体:です・ます調で親しみやすく。この前提で、見出し構成を提案してください」
一度に全部伝えるのがコツです。前提を小出しにすると、途中で話がブレていきます。
手順2:構成を直してから書かせる
提案された構成から、重複した見出しを削り、順番を直し、自分の体験を入れる場所を決めます。構成が固まったら、見出しごとに書かせます。
「見出し『【見出し名】』の本文を500字前後で書いてください。結論から書き、具体例を1つ入れてください」
構成を先に確定させる理由
手順の中で、いちばん飛ばしたくなるのが構成の確認です。早く本文が読みたいので、設計図を渡したらそのまま書かせたくなる。
ここを飛ばすと、あとで全部やり直しになります。
理由は単純で、ChatGPTは書き始めてからの方向転換が苦手だからです。3,000文字書かせたあとに「2つめの見出しをこう変えて」と頼むと、その部分だけ直して前後とつながらなくなる。結局、全体をもう一度書かせることになります。
構成の段階なら、直すのは数行で済むんですよね。
確認するのは3点だけで足ります。読者が知りたい順番になっているか、同じことを2つの見出しで繰り返していないか、そして自分の体験を入れる場所が用意されているか。
3つめが抜けやすいので、先に決めておいてください。AIが作る構成は網羅的でよくできていますが、書き手の経験を置く場所までは考えてくれません。あとから差し込もうとすると浮くんですよね。
構成の段階で数行直しておくと、あとの書き直しがまるごと消えたりします。急がば回れ、という話でした。
手順3:SEOを意識した仕上げを指示する
本文が揃ったら、検索を意識した要素を追加します。よく使う指示はこの3つです。
- 「この記事のタイトル案を、キーワードを含めて10個出してください」
- 「検索結果に表示される紹介文(メタディスクリプション)を100字前後で3案ください」
- 「この記事を読み終えた読者が次に知りたくなることを5つ挙げてください」(内部リンク先や次の記事の企画に使えます)
渡す設計図には、読者の状態を1行で書く
手順1で設計図を渡すと書きましたが、そこに何を入れるかで結果がだいぶ変わります。
いちばん効くのは、読者がいまどういう状態かの1行です。
「初心者向け」では足りません。ChatGPTは自分の思う初心者像で書いてきます。「Webライターを始めて1ヶ月、まだ1円も稼げていない人」まで書くと、文章の温度が変わります。
もう1つ、読み終わったあとにどうなってほしいかも書きます。「今日クラウドソーシングに登録してもらう」なのか「まず相場を知ってもらう」なのかで、結論の置き場所が変わるからです。
この2行を足すと、書き直しが減りやすくなります。
1回で全部書かせない
3,000文字の記事を「書いて」の一言で頼むと、全体が薄く平らになります。
見出しを1つずつ渡した方が、中身が濃くなります。手間が増えるように見えますが、直す時間を含めるとこちらの方が短い。
それに、途中で方向を変えられます。2つめの見出しを書かせた時点で「思っていたのと違う」と気づいたら、そこだけやり直せばいい。全部書かせてしまうと、直すのは全体になります。
出力が長いときは、削らせるより自分で削る
ChatGPTは短くするのが得意ではありません。「800文字に縮めて」と頼むと、内容ごと削って骨だけの文章になりがちです。
長い出力が返ってきたら、いる段落といらない段落を自分で選んだ方が速いです。残す判断は人間にしかできません。
削る作業を面倒がらないこと。ここをAIに丸投げすると、記事の芯まで消えてしまったりします。
手順4:公開前チェック(ここをサボると失敗する)

最後は人間の仕事です。
公開前に確かめる4つ
- 数字、料金、サービス名を、公式サイトで確認したか
- 自分の体験や意見を、2か所以上入れたか
- 声に出して読んで、不自然な言い回しを直したか
- コピペチェックで、他のサイトとよく似ていないか確かめたか
1つめは、このサイトでも9月27日の見直しで、古い料金が5本から見つかった項目です。
特に、事実の確認は省けません。ChatGPTは、古い情報や存在しない情報を、それらしく書いてくることがあります。このサイトでも、9月27日に記事を見直したら、こんなものが見つかりました。
料金は、ツールの公式サイトが改定したあとも、古い数字のまま残っていました。書名の方は、9月27日に検索しても、その題名の本を見つけられませんでした。文章が自然なほど、間違いは読み流されます。数字と固有名詞だけは、公式のページを開いて1つずつ確かめてください。
よくある質問
Q. 無料版でも記事は書けますか?
書けます。まずは無料版で手順に慣れて、物足りなくなったら有料版や記事作成に特化したAIツールを検討すれば十分です。
Q. ChatGPTで書いた記事はGoogleにペナルティを受けませんか?
Googleは2023年2月に、AIで作ったかどうかより、内容が読む人の役に立つかどうかを見る、と公表しています。ただし、検索順位を上げることだけを目的に自動で大量に作るのは、ガイドライン違反です。手順4のチェックを通した記事なら、作り方がAIでも問題ありません。
ChatGPTは「賢い新人」。指示とチェックが人間の仕事
設計図を最初にまとめて渡して、見出しごとに書かせる。公開前のチェック4つは省かない。流れとしてはこれだけです。浮いた時間は、体験を書き足すことと、数字を確かめることに回してください。
ChatGPTは賢い新人。
指示とチェックが人間の仕事。
この記事で数えたもの・確認したページ
このサイトの公開記事と予約記事の見直し(2026年9月27日)
Google検索セントラル ブログ「Google Search’s guidance about AI-generated content」(2023年2月)



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