ChatGPTに記事を書かせてみたけれど、「なんか薄い」「どこかで読んだような文章になる」。あの薄さ、不思議ですよね。
このブログは毎日AIに記事を書かせて運営しています。その試行錯誤で分かった、出力の質が目に見えて変わったコツだけを7つに絞りました。このブログは9月だけでAIと一緒30本作ったので、失敗作の数だけは誰にも負けません。
前提:コツは「魔法の呪文」ではなく「編集者の指示」

うまく書かせるコツの正体は、新人ライターに渡す指示書と同じです。誰に・何を・どんな順で・どんな調子で書くかを具体的に渡す。これだけで出力は別物になります。
質が変わるコツ7つ
コツ1:役割と読者を最初に固定する
「あなたは初心者向けの解説が得意なWebライターです。読者はパソコンが苦手な40代」のように、書き手の役割と読者像を最初に指定します。読者は「初心者向け」ではなく1人に絞るほど文章が具体的になります。
コツ2:いきなり本文を書かせない。構成→本文の2段階
まず見出し構成だけ作らせて、人間が構成を直してから本文を書かせます。構成の修正は数分でできますが、書き上がった本文の方向転換は大工事です。
コツ3:1回の指示で書かせるのは1見出し分
「全部書いて」と頼むと後半ほど雑になります。見出し1つずつ書かせると密度が保たれ、修正指示も出しやすくなります。
コツ4:文体見本を渡す
「以下の文章と同じ文体で」と自分の過去記事を貼るのが一番手っ取り早い文体調整です。ですます調・一人称なども明示します。
コツ5:「分からないことは分からないと書け」と指示する
AIは知らないことをそれっぽく埋める癖があります。「不確かな情報は【要確認】と付けて」と指示すると、嘘の検出がぐっと楽になります。
コツ6:数字と固有名詞は必ず自分で確認する
どんなに上手に指示しても、事実確認だけはAIに任せられません。料金・日付・名称は公式サイトで裏を取ります。ここをサボると信用を失います。
コツ7:自分の体験を「材料」として渡す
「私の実体験:○○だった。これを本文に織り込んで」と渡すと、AIの一般論に一次情報が混ざり、他の記事と差別化できます。体験はAIには作れない唯一の材料です。
抽象的な言葉を、数字と条件に置き換える
コツを7つ並べましたが、根っこはひとつです。こちらの頭の中にある基準を、そのまま言葉にして渡す。これだけです。
うまくいかない指示には共通点があります。人間なら察してくれる言葉を、そのまま使っていることです。
「わかりやすく書いて」は通じません。何をもってわかりやすいのかが、こちらとAIで違うからです。「小学生でも読める言葉で」「専門用語が出たら直後に10文字以内で言い換えて」まで書くと、出力が変わります。
「もっと詳しく」も同じです。詳しくの中身が分からないので、AIは文字数を増やして応えます。水増しされた文章が返ってくる。「具体例を2つ足して。うち1つは失敗した例で」と頼めば、増えるのは分量ではなく中身になります。
「自然な文章で」も危ないです。これは指示になっていません。かわりに「同じ文末を3回続けない」「一文を60文字以内に」と条件で書くと、そのとおりに直ってきます。
要するに、形容詞で頼むと形容詞で返ってくるんですよね。数字と条件で頼めば、数字と条件で返ってきます。
自分が何を良いと思っているかを言語化する作業。これがAIに書かせるときの、いちばん人間らしい仕事かもしれません。
指示を直しても変わらないときに疑うこと
コツを7つ書きましたが、全部やっても出力が良くならないことがあります。そういうときは、指示ではなく別のところに原因があります。
会話が長くなりすぎている
同じチャットで何十往復もすると、前半のやり取りが効かなくなってきます。最初に渡した設定を無視した返事が増えたら、それが合図です。
対処は簡単で、新しいチャットを開いて設定を貼り直します。粘るより早いです。
僕は記事1本につき1チャットと決めています。話が混ざらないので、あとから見返すときも楽なんですよね。
一度に多くを頼みすぎている
「構成を作って、本文も書いて、SEOも意識して、タイトルも5案出して」と一度に頼むと、全部が中途半端になります。
AIは並べられた条件を均等に扱おうとするので、いちばん大事な1つが薄まります。
分けて頼んだ方が、結局は速い。構成が決まってから本文、本文が固まってからタイトル。この順番を崩さないだけで出力は変わります。
前提を共有せずに細部だけ直している
「もっと具体的に」「もう少し柔らかく」と部分的に直し続けると、だんだん文章がちぐはぐになります。
誰に向けた記事で、読者にどうなってほしいのか。ここを最初に一度だけ伝えておくと、細かい修正指示が減ります。
直す回数が多いと感じたら、指示の出し方ではなく前提の共有を疑ってください。
そもそも自分が答えを持っていない
いちばん多いのがこれかもしれません。
何を書きたいか決まっていない状態でAIに投げると、それらしい文章は返ってきますが、読んでも腑に落ちません。当然で、こちらが判断していないものを代わりに判断してはくれないからです。
出力が薄いと感じたときは、自分が何を伝えたいのかを1行で書けるかを先に確かめてください。書けないなら、直すべきはプロンプトではありません。
コツを全部まとめたプロンプトの型

この7つを毎回組み立てるのは面倒なので、僕はテンプレート化しています。実際に使っているテンプレはAI記事作成プロンプト集で配布しているので、コピペして使ってください。ChatGPTでの具体的な手順はChatGPTでブログ記事を作る手順にまとめています。
- コツの正体は「新人ライターへの指示書」。役割・読者・構成・文体を具体的に渡す
- 構成→本文の2段階、1見出しずつが質を保つ鍵
- 事実確認と体験の注入だけは人間の仕事



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