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AIで見出しを作るときに必ず出る癖と、27本数えて分かった直し方

ノートパソコンの画面に同じ形の見出しが等間隔で並び、そのうち一本を手がずらしているイラスト
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81%でした。

このサイトの公開記事27本を数えたら、22本が「まとめ」で終わっていました。2026年9月22日のことです。

1本ずつ読めば、どれも破綻していません。結論があって、理由があって、方法があって、注意点があって、最後にまとめ。教科書どおりの構成です。ただ、27本を並べた瞬間に全部同じ顔をしていることが分かりました。

AIに見出しを作らせると、これが起きます。

この記事では、自分のサイトを数えて見えたAIの癖と、そこをどう直したかを書きます。

数えて分かった、そろいすぎた見出し

数えたのは3つです。まとめ見出しの数。H2の本数。そしてH2の直下に画像が置かれているかどうか。

まとめ見出しは27本中22本。H2の本数は5〜7本にきれいに収まっていて、17本はすべてのH2の直下にイラストが1枚ずつ置かれていました。見出しの数と画像の数が一致していたわけです。

このサイトの公開記事27本を数えた結果「まとめ」で終わる22本全H2の直下にイラスト17本全体 27本
数えたのは2026年9月22日。1本ずつ読んでいたときは、どちらにも気づいていませんでした。

ここまでそろうと、もう整っているとは言いません。

読者は1本しか読まないから問題ない、という考え方もあります。ただ、検索結果から2本目、3本目と回遊した人には確実に伝わります。同じ型紙で抜いたことが。

AIが見出しを作るときに必ず出る3つの癖

ここがこの記事でいちばん長い章です。癖の正体が分かれば、直し方は短く済みます。

癖1:終わり方が1種類しかない

構成を頼むと、最後はほぼ確実にまとめになります。

理由ははっきりしていて、学習元のWeb記事の大半がそうなっているからです。AIは多数派の形を返してきます。悪気はありません。

ただ、これを全記事でやると読む側には「またこれか」しか残りません。まとめ自体が悪いのではなく、全部がまとめであることが悪いんですよね。

癖2:全部のセクションを同じ重さで割ってくる

AIが返す構成は、各セクションの分量がそろっています。5つの見出しがあれば、5等分に近い形で中身を割り振ってきます。

人が書いたものはそうなりません。

自分が詳しい部分は聞かれてもいないのに長くなり、興味の薄い部分は一行で流します。読みやすさで言えばAIの方が上です。それでも、偏りがないこと自体が機械の証拠になってしまう。

この癖は見出しの段階ですでに始まっています。「◯◯とは」「◯◯の方法」「◯◯の注意点」「◯◯のまとめ」と並んだ時点で、中身も等分されることが決まっています。

癖3:記事をまたぐと型が完全に固定される

1本の中では、AIは見出しの形をそろえてくれます。これは親切な機能です。

問題は記事をまたいだときで、2本目も3本目も同じ型で返ってきます。「とは」で始まり「方法」を挟んで「まとめ」で終わる。10本作れば10本とも同じです。

同じ型紙で抜いたように同じ形の記事の紙が並び、1枚だけ形の違う紙が混ざっているイラスト
1本だけ眺めても分かりません。並べて初めて、同じ型紙だったと気づきます。

人間はここまで一貫できません。その日の気分で体言止めを使ったり、問いかけで始めたりします。そのばらつきが、読む側には書き手の存在として届いていたりします。

直し方は「終わり方を4つで回す」だけ

やることは1つです。まとめ見出しを禁止して、終わり方を4種類でローテーションさせます。

言い切りで断つ。次の一歩を1つだけ置く。ぼやきや余談で終える。数字や事実を置いて終える。

このサイトでは、22本あったまとめ見出しを2本まで減らしました。81%から7%です。残した2本は、内容的にどうしても要約で締めたかったものだけ。全廃しないのは、全廃もまた均質だからです。

まとめ見出しで終わる記事の割合直す前81%直した後7%27本中22本 → 27本中2本
81%のままだったら、この記事もたぶんまとめで終わっていました。

作業してみて分かったことがあります。見出しが「まとめ:AI活用は分業である」のように副題つきだった記事は、頭の「まとめ:」を落とすだけで済みました。手間だったのは、見出しが素の「まとめ」だけだった記事です。締めの中身を読み直して、そこから見出しを付け直すしかありません。6本ありました。

最初から副題を書かせておけば、この手間はなかったわけですね。

プロンプトに足すのは、禁止事項の2行

AIはやることの指示には素直に従いますが、やらないことは書かないと避けてくれません。だから構成を頼む段階で先に釘を刺します。

足すのは2行です。

1つめ。「まとめの見出しは作らないでください。最後は結論を言い切る見出しにしてください」

2つめ。「すべてのセクションを同じ長さにしないでください。いちばん詳しく書くセクションを1つだけ決めて、そこを厚くしてください」

この2行を入れると、返ってくる構成の顔つきが変わります。特に2つめが効きます。偏りを作れと明示された瞬間に、AIは平均化をやめてくれるんです。

逆に言えば、指示しなければ必ず平均化します。そういう道具だと思って付き合った方が早いです。

構成をもらったら、書き始める前に見る4つ

  • 最後の見出しが「まとめ」になっていない
  • 全部のセクションが同じ長さの前提になっていない
  • 前の記事と同じ見出しの並びになっていない
  • タイトルに、読者が検索する言葉が入っている

4つめは、このサイトの検索データで実際に外していた項目です。

見出しの前に、タイトルの言葉を確かめる

癖の話をしてきましたが、順番として先に確認すべきことがあります。読者が実際に打ち込んでいる言葉が、タイトルと見出しに入っているかどうかです。

当たり前に聞こえると思います。僕も思っていました。

このサイトで検索データを見ていたとき、いちばん表示回数の多いページがありました。Webライターの始め方を書いた記事です。ところが当時のタイトルは「ゼロから始めるWebライター入門」。「始め方」という言葉がどこにも入っていませんでした。

読者は「webライター 始め方」と打っている。こちらは「入門」と書いている。意味は同じでも、文字としては一致していません。

タイトルをWebライターの始め方6ステップに変えました。それだけです。

AIに構成を頼むと、見出しはきれいに整います。ただ、読者が使う言葉を知っているのはAIではなく、検索データを見ているこちら側です。見出しの形を直す前に、そこに入る単語が合っているかを見た方が早かったりします。

目視では無理。数えるのは機械にやらせる

見出しの癖は、1本を睨んでいても見えません。5本、10本と並べて初めて浮かび上がります。そして人間は、自分が作ったものを並べて数える作業がいちばん苦手です。

なので検品用のスクリプトを1本用意して、公開前に必ず通すようにしました。数えるのはまとめ見出しの有無、H2の本数、直近の記事とタイトルの型が重複していないか。

ここで1つ失敗した話をします。

作ったスクリプトが、ある記事で「同じ文末が6回続いている」と警告を出しました。読み返しても6回も続いていません。調べたら、見出しと直後の段落をつなげて1つの文として数えていました。数える側のバグです。

機械チェックの結果をそのまま信じると、直さなくていいものを直すことになります。警告が出たら、まず数え方を疑う。これは実際に3回やらかしてから身につきました。

AIに作らせて、人が崩す

AIが出す構成は網羅的で、抜けがほとんどありません。ここは素直に使った方が速いです。ゼロから見出しを考える時間は、正直もう戻ってこないと思っています。

ただ、出てきたものをそのまま使うと、記事が増えるほど全部同じ顔になります。

AIの構成は完成品ではなく、
崩すための下書きとして受け取る。

整えるのがAIの仕事で、崩すのが人の仕事。役割をこう分けてから、記事の見え方がはっきり変わりました。

この記事で数えたもの・確認したページ

このサイトの公開記事27本の見出しと画像の配置(2026年9月22日に数えたもの)
このサイトのGoogle Search Consoleの検索クエリ(2026年9月)

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