パソコンを持っていないけど、Webライターを始められるのか。
よく聞かれる質問です。僕の答えは、「始めるのはスマホで足りる。続けて上に行くなら、パソコンが要る」です。ただ、これを思い込みで言うのは嫌だったので、2026年9月27日にクラウドワークスの募集を開いて、道具についてどんな条件が書かれているかを数えました。
入口の募集53件に、パソコン前提の条件はほとんどなかった
「記事作成」で検索して、募集中の1ページ目に出てきた53件を、募集本文まで読みました。このうち49件は、求めるレベルが「初心者」の募集です。
WordPressへの入稿を求める募集は0件。Word形式やExcelでの納品も0件。「パソコン必須」と書いた募集もありませんでした。道具に触れていたのは、Googleドキュメントでの納品を指定した9件だけです。
Googleドキュメントは、スマホのアプリでも書けるんですよね。つまり、初心者向けの募集に応募して1件目を納品するところまでは、スマホでたどり着けるということです。
正直、ここまで少ないとは思っていませんでした。
スマホだけでできること
執筆そのものは、メモアプリやGoogleドキュメントで数千字まで書けます。フリック入力が速い人なら、下書きはむしろスマホの方が速かったりします。
ChatGPTなどのAIもアプリがあるので、構成の壁打ちや下書き作りはスマホで完結。クラウドソーシングの応募も、スマホのブラウザで最後まで進められます。通勤中の調べものやメモは、そもそもスマホの方が向いていますよね。
パソコンが要るのは、経験者向けの募集に進むとき
では、パソコンはいつ必要になるのか。今度は「WordPress 入稿」で検索しました。募集中は19件です。
求めるレベルが書かれていた9件のうち、8件が「経験あり」以上でした。WordPressに直接入稿する仕事は、ある程度書けるようになった人が次に受ける仕事、という位置づけです。管理画面での作業や、資料と原稿を並べて見比べる作業は、スマホの小さな画面だとかなり苦しくなります。
ひとつ意外だったのは、単価です。WordPress入稿の募集でも、文字単価の真ん中は1.5円で、入口の募集と変わりませんでした。パソコンで上がるのは単価ではなく、応募できる募集の幅の方だったりします。
現実的な順番
おすすめは、スマホで向き不向きを試してから、パソコンを用意する順番です。
まず、今あるスマホで見本の記事を1本書いてみてください。お金はかかりません。書くこと自体が苦痛なら、パソコンを買っても続かないので、ここで分かってよかった、と思えばいいかもしれません。
スマホで1本書いてみたら、確かめる3つ
- 書くこと自体が、苦痛ではなかった
- 2,000文字を最後まで書き切れた
- 見直したとき、誤字や抜けに自分で気づけた
3つとも当てはまったら、パソコンを用意する価値があります。選び方はWebライターのパソコンの選び方にまとめました。
パソコンを用意したあとも、スマホは手放さなくていいです。調べものとメモ、AIとの壁打ちはスマホ。執筆と仕上げはパソコン。この分け方が、いちばん無理がありません。
応募の入口はスマホで足りる。
パソコンが要るのは、その次の段から。
機材より先に、書き始めることです。今持っているスマホで、今日1本目の下書きを書いてみてください。
この記事で数えたもの・確認したページ
クラウドワークス「記事作成」の検索結果1ページ目(募集中のみ)の53件の募集本文(2026年9月27日)
同じ日の「WordPress 入稿」の検索結果19件の募集本文
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