ひびのつとむです。
簡単に自己紹介をさせていただきます。
このブログは、当時の僕と同じようなIT知識ゼロの人でもWeb業界に転職できるだけの知識やスキルを身につけられるために作りました。
Web業界の発信をしている人はいても、完全な未経験者をWeb業界に導くような発信をしている人はいなかったので苦労した経験があるからです。
もし「IT知識がゼロだけど、本気でWeb業界に転職したい」と考えているなら、必ずお役に立てる内容となっているので、各種の記事をぜひ参考にしてみてください。
以下は、僕がどのような経緯でIT知識ゼロからWeb業界に転職し、独立したのかをストーリーっぽく書いた内容となっています。
とても長くなっているので、興味のある人だけ読んでみてください。
では!
退屈な日々と新たな挑戦
工業高校を卒業してから数年間、僕は大手工場で働いてきた。
毎日が同じことの繰り返し。機械のように働くだけの生活。
朝早く起きて、決まった時間に出社し、ライン作業に従事。
夕方に帰宅し、テレビを見たりゲームをして寝る。それが僕の日常だった。
工場の仕事は決して楽なものではない。重い機械を扱い、細かい作業を繰り返す。
でも、それ以上に僕を悩ませるのは、仕事に対するやりがいの欠如だった。
毎日同じ作業をこなすだけで、自分が何かを成し遂げたという実感がまったく湧かない。大したスキルも身につかず、ただ時間が過ぎていくのを感じるだけ。
ある日、友人と飲みに行ったときに、ふとした会話がきっかけで僕の心に火がついた。
「お前、今の仕事に満足してるか?」その問いに、僕は言葉を失った。満足なんてしていない。
むしろ、ずっと不満だらけ。でも、そのことに目を向けるのが怖かった。
友人は続けて言った。
「俺、最近Web業界に転職したんだ。毎日が新しい挑戦で、すごく充実してるよ」
Web業界、そんなこと考えたこともなかった。僕にとっては未知の世界。
話を聞いているうちに、心の奥底で何かが動き出すのを感じた。
「僕も変わりたい。新しいことに挑戦したい」
そう強く思った。
でも、すぐに現実が僕を引き戻す。僕はパソコンにすら触れたことがない。
IT知識なんて皆無だ。そんな僕がWeb業界に転職できるなんて、到底無理だ。
それでも、何かを変えなければこのまま一生後悔する。そう思った僕は、まずパソコンを購入することに決めた。
そして、副業としてブログを始めることにした。
何を書けばいいのかも分からず、手探り状態。
というかタイピングすらまともにできない。
「ファイルとかフォルダとか意味がわからない」
「アップロードって何?」
「リンクを貼るってどうやるの?」
「ZIPファイルを解凍?」
「ああ、もう全部意味がわからん」
それでも諦めずに毎日少しずつ挑戦していくうちに、少しずつパソコンの使い方やブログの運営方法を学んでいった。
少しずつ自分の中に新しいスキルが蓄積されていくのを感じる。
アクセス数が伸びるたびに、自分が何かを成し遂げたという実感が湧いてくる。
工場の仕事では感じられなかった充実感だった。
このまま努力を続ければ、きっと新しい道が開けるはず。
そう信じて、僕はブログを続けることにした。これが、僕の新しい挑戦の始まり。
淡い期待と厳しい現実
ブログを始めてから数か月が過ぎ、大変だった毎日の更新にも少しずつ慣れてきた。
記事を書くたびに、僕の中で何かが変わっていくのを感じる。工場の単調な仕事とは違い、ブログを書くことは創造的で、自分の意見を発信できる貴重な時間。
アクセス数が増えるたびに、読者からの反応があるたびに、やりがいを感じる。
このまま続ければ、本当に自分の未来が変わるかもしれない。
Web業界への転職も実現できるかも!なんて期待と「IT知識ゼロの僕が、どうやってWeb業界に足を踏み入れることができるのか・・・」という不安。
そんな不安をかき消すように独学で勉強する。インターネットで情報を集め、本を読み、毎晩遅くまで勉強した。
ブログ運営を通じて学んだことを実践し、試行錯誤を繰り返す日々。
「お前の努力なんて無駄だ」と嘲笑うかのように、少ないアクセス数も伸び悩み、収益もほとんど上がらない。
何度も挫折しそうになったが、そのたびに自分を奮い立たせたのは「このまま終わりたくない」という強い気持ちだけ。
3年間の努力の末、僕のブログはようやく軌道に乗り始めた。
アクセス数も増え、少しずつ収益も上がるようになった。
ブログを通じて得た知識と経験は、これまでの僕になかった自信を与えてくれた。
そして、ついにWebマーケターとしての転職を決意。
しかし、転職活動は予想以上に厳しかった。何度も面接を受け、不採用の通知が届くたびに落ち込むし傷つく。
だけど、ブログでの成功体験が「絶対に諦めない」と僕を前に進ませた。
ある日、ついに一つの企業から内定の連絡が来た。
努力と経験が与えてくれたもの
新しい職場での生活は刺激に満ちていた。毎日が新しいチャレンジで、次々と課題が降りかかる。
僕はそれを楽しんでいた。自分の意見やアイデアが仕事に直結し、結果がすぐに見える。
何よりも僕を支えてくれたのは、ブログを書き続けてきた経験。
ブログ運営を通じて培った知識やスキルは、Webマーケターとしての仕事に大いに役立った。
特にSEOやコンテンツマーケティングの知識はすぐに実践に活かせたし、アクセス解析のスキルも役立った。
しかし、すべてが順調だったわけではない。
新しい環境には多くのプレッシャーが伴い、時には大きな壁にぶつかることもあった。
ある日、大きなプロジェクトを任されることになった。クライアントの要求は高く、チーム全体が一丸となって取り組まなければならない。
プロジェクトが進むにつれ、緊張感は高まり、失敗への恐怖も増していった。
そんな時、僕はブログを始めた頃のことを思い出した。
何も分からず、手探りで始めたブログ運営。しかし、諦めずに続けた結果、成功を手にすることができた。
「諦めずに努力を続ければ、必ず道は開ける」
その信念が僕を支え、困難なプロジェクトにも立ち向かう力を与えてくれる。
そして、プロジェクトは順調に進み、無事に成功を収めることができた。
クライアントからの評価も高く、チーム全体が達成感に包まれ、僕は自分の成長を実感する。
「これまでの努力が無駄ではなかった」と心から厚い雲が消え去ったような感覚になった。
本当の人生
Webマーケターとしての仕事に打ち込み、数年が経過した今でも日々成長を実感する。
しかし、同時に新たな欲求も芽生えてきた。それは、「もっと自由に自分の力を試したい」という思い。
職場での経験は貴重であり、そこでの学びは大きな財産となったが、会社の枠にとらわれずに自分の力を試したいという気持ちがだんだんと強くなっていく。
「フリーランスとして独立したい」
自覚してからは早かった。
フリーランスとして、安定した収入を得るためにはクライアントを確保する必要がある。
そこで、まずは知り合いに自分のスキルと提供できる価値をアピールすることから始めた。
また、オンラインのフリーランスコミュニティにも積極的に参加し、人脈を広げる努力をした。
ブログでの成功体験が、今でも新しい挑戦への不安を打ち消してくれる。
そして、ついに僕はフリーランスとして独立すること決断。
会社を退職し、正式に自分のビジネスをスタートさせる。
最初の数ヶ月は不安と緊張の連続だったが、少しずつ仕事が軌道に乗り始め、収入も安定してきた。
フリーランスとしての生活は、すべての責任が自分にのしかかる反面、今まで経験したことのない「自分の力で生きている」という充足感を与えてくれる。
僕の本当の人生はここからスタートなんだ。
想像のつかない未来
独立からさらに数年が経過し、僕はフリーランスとしてのキャリアを順調に積み重ねている。
新しいクライアントとの出会いや様々なプロジェクトを通じて、スキルだけではなく、人間としての成長も感じていた。
失敗や困難もあったが、それも「人生に必要なスパイスなんだろう」なんてカッコつけて今では捉えることができる。
ある日、僕はふとしたきっかけで、自分がこれまで歩んできた道のりを振り返った。
工場での単調な日々、ブログを始めた頃の苦労、転職活動の試練、転職後の刺激、そしてフリーランスとしての挑戦。
すべてが今の自分を作り上げている。
僕はまだまだ成長し続ける。いや、まだまだ成長していたい!
そして、これは僕のエゴかもしれないけど、同じ悩みや不安を抱えている人がいるなら力になりたい。
というか、人生を退屈だと感じている人に「人生は素晴らしいもの」だと感じてもらいたいんだと思う。
当時の自分には、想像もつかなかった未来が今ここにあるように、この文章を読んでくれている人にもきっと想像を超えた未来が待っているはず。
そう信じているからこそ、きっと僕はこのブログを立ち上げたんだと思う。