クラウドワークスの手数料は高い。これは事実です。ただし「高いから使わない」という判断が正しいかどうかは、自分の段階によって変わります。この記事では、手取りを実際に計算した上で、いつ使い、いつ卸すべきかを書きます。「高すぎ」と検索した気持ちのままで大丈夫です。僕もそう思って調べ始めましたから。
手数料で実際にいくら残るのか

クラウドソーシングでは報酬からシステム利用料が引かれます。率は報酬額によって段階的に変わり、改定されることもあるので、最新の率は必ず公式ヘルプで確認してください。
大事なのは率そのものより、手数料と振込手数料を引いた後の金額で時給を計算する習慣です。報酬額ではなく手取りで見ると、受けるべき案件の基準が変わります。自分の条件での試算は月収シミュレーターでできます。
それでも最初は使う価値がある理由
手数料は実質的に3つのサービスの対価です。仕事を探す手間がないこと、仮入金制度で報酬未払いのリスクが下がること、評価が実績として残ること。特に二つ目は初心者にとって大きいです。直接取引で未払いに遭うと、回収手段がほぼありません。
手数料を実質的に下げる方法
率自体は変えられませんが、実質の負担は下げられます。
- 継続案件にする。同じクライアントと繰り返し取引すれば、毎回提案する時間が浮きます。提案に使っていた時間もコストです
- 報酬の大きい案件に移る。報酬額が上がるほど手数料率は下がる段階制なので、単価を上げることがそのまま対策になります
- 振込回数をまとめる。振込手数料は1回ごとにかかるので、少額で頻繁に引き出さない
卸すタイミング
クラウドソーシングを抜けるのは、指名で依頼が来るようになってからで十分です。先に抜けてしまうと、仕事探しの時間と未払いリスクを自分で背負うことになります。直接取引の誘いをプラットフォーム外で受けるのは規約違反になることが多いので、ここは慎重に。
並行して自分のサービスを出しておく方法もあります。手数料の考え方は似ていますが、選ばれる側に回ると単価の主導権を取りやすくなります(ココナラで出品する方法)。
手数料は高いですが、実績がない時期の保険料としては合理的です。問題は実績がついても同じ際限の案件を受け続けること。手取りで時給を見る習慣をつけて、段階的に抜けていってください。
具体的に計算してみる

数字で見ると判断がしやすくなります。例として1本1万円の記事を、執筆に5時間かけたとします。
手数料を仮に2割とすると手取りは8,000円、時給に直すと1,600円です。ここに提案文を書いた時間や、落ちた提案の時間も含めると、実質の時給はもう少し下がります。逆に継続案件になれば提案時間がゼロになるので、同じ単価でも実質の時給は上がります。
つまり手数料対策として一番効くのは、率を気にすることより同じクライアントと続けることです。
直接取引のリスクを正確に知る
手数料を避けて直接取引に移ると、次のものを自分で背負うことになります。
- 未払いリスク。仮入金がないので、納品後に連絡が途絶えれば回収手段はほぼありません
- 契約書と請求の事務。誰も代行してくれません(請求書の書き方)
- トラブル時の仲裁。プラットフォームのサポートは使えません
これらを引き受けられる段階になってから移行すれば十分です。また、プラットフォームで出会った相手との直接取引は規約で禁止されていることが多く、アカウント停止のリスクもあります。
よくある質問
Q. 手数料分を単価に乗せて請求していい?
提案段階で自分の希望単価を決めるときに、手取りを基準に考えるのは普通のことです。ただし「手数料分を上乗せします」と明記すると印象が悪いので、総額で提示してください。
Q. 振込はいつがお得?
振込手数料は回数でかかるので、一定額まで貯めてからまとめて引き出す方が損が少ないです。ただし報酬には有効期限が設定されている場合があるので、放置しすぎないように。
Q. 他のプラットフォームの方が安い?
サービスによって率も仕組みも違います。ただし仕事量とユーザー数も違うので、率だけで比べて移ると仕事が減ることもあります。並行して使うのが現実的です。
目の前の案件の手取りと時給は案件チェッカーで数秒で計算できます。
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